まち再生.com

まち再生とは

2月から目に見えて影響を受け始めた沖縄の経済は、3月に入りさらに状況が悪化しました。インバウンドの観光客だけでなく、修学旅行生をはじめ多くの国内観光者も来沖しなくなったのです。

4月になって緊急事態宣言が出たことにより、致命傷を負いました。

有名な観光名所でもある「国際通り」がシャッター通りへと変貌し、アーケードから入ったところにある「市場本通り」や「平和通り」もすべてシャッター街になりました。

私たち「レインボー通り」は「牧志公設市場」に隣接しているのですが、4月には市場で働く方からも新型コロナ感染者が出たこともあり市場は一時閉鎖…それに伴い多くの人が職を失い、多数の小規模店舗が閉店へと追い込まれるようになりました。そんな街の変貌ぶりを2月からずっと観察してきて、危機感ばかりが募りどうしていいのか頭を悩ませていました。

緊急事態宣言が出た後も多くの店主さんとお話させて頂いたところ、やはり皆さん本当に苦しい状態で…

給料が払えないから従業員を解雇し、それでもダメなら店を閉めるしかない

という状況ばかり聞くようになりました。今まではテイクアウトはできても、宅配となると自分たちで配達するか、既存の有料宅配代行システムを利用しなければなりませんでした。しかし自分たちで配達するには人件費という大きな問題が生じます。また、既存の宅配システムを利用するのも手数料が高く、売り上げが上がっても利益が上がらないような状況にあったために、レインボー通りの皆様と話し合いを重ね、まったく新しい宅配システムを作ることが決定しました。

最初も最後も課題は経費削減でした。とにかく初期費用と固定費を極力無くそうということを大前提に仕組みを考えました。

次に利便性。出店者様にとっても、購入者様にとっても利用しやすいこと。

出店者様にとっての利便性とは、出品手続きの簡略化と受注してからの作業の簡素化。

そして購入者にとっては買い物するにあたっての魅力と容易さ。

すでにイオンや西友でも配達はしてますが、それはあくまでも大手スーパーの売り場に並んでいる商品を届けてくれるだけのシステムです。しかし今回の新しいシステムは『市場でしか買えないものを無料で宅配してくれる』という市場という「地の利」を生かした商品展開で、大手スーパーとの差別化ができると思ったのです。商店街という小さな単位だから出せる個性というのも、大手スーパーには真似のできない強みだと考えるようになりました。

商店街のみんなが「非営利」という前提を理解して協力することで、

「コミュニティー」として一致団結することで必要以上の経費をかけず、頑張った分だけ売り上げが手元に残るシステムを作り出すことに成功しました。

それぞれのお店が忙しくなれば、また新たな雇用も生み出せる。

商店街が盛り上がれば、宅配スタッフとしての新たな雇用が生み出せる。

今困っている多くの人に笑顔が戻るかもしれない。

そんな想いを込めた「非営利商店街共同宅配システム」です。

どうか皆様の街にもこのシステムを導入し商店街の再生と街の活性化を実現してください。